アウラ音楽院八王子校『セプテンバーコンサート』レポート
2011年9月19日に行われました恒例のアウラ音楽院八王子校『セプテンバーコンサート』のレポートです。
当日は「セプテンバーコンサート」というコンサートタイトルに反抗するかのような真夏日でしたが、会場は大入りでした。
八王子校のコンサートは併設する喫茶店「コモード・クミ」さんとのコラボレーションという点が素晴らしい特徴の一つで、当日はアイスティーとシフォンケーキがよく出ていました。
さて曲講師の挨拶からコンサートはスタート。
トップは土曜日担当の荘清貴講師。
演奏曲目は「ベネズエラワルツ1番、2番」「放課後の音楽室」「となりのトトロ」。
荘講師お得意の、ご自分のクラシックのレパートリー曲と、生徒さんからのリクエスト曲という取り合わせでした。
2番手は火曜日担当の森淳一講師と友情出演の小川千草さんによる、ウクレレ・デュオ。
八王子コンサートの常連さんであれば、こちらのデュオは本当にレアでした。友情出演された小川さんも新鮮でしたが、いつもは古典派クラシック・ギターの森講師が、全曲ウクレレ!しかもジャズ!ボサノバ!ハワイアン!!(笑)森講師の幅の広さに会場も驚きの声でした。
3番手は月曜日の前場裕介講師。
演奏曲目はヴィラ・ロボスの「プレリュード1番」。モレーノ・トローバの「ソナチネ」全楽章。
いつもながらのハイクオリティな演奏、物静かながらも力強く透き通る音、華麗な指さばきに会場も酔いしれました。
ここで休憩。
休憩明けトップは金曜日担当の曲健一講師。
フォークギターのソロでした。ビートルズの「Lady Madonna」、映画音楽の「ひまわり」、唱歌の「夏の思い出」という多ジャンルの名曲に加え、オリジナル曲「Paxil」を披露。ご自身のバンド「まがてっく」の代表曲だそうで、普段バンドでやっている曲をフォークギターのソロにアレンジし、とてもビート感のある演奏でした。CDも好評に売れていました。
ラストは日曜日担当の菊原剛講師。
ソロで「ジェット機のサンバ」「Esperanca」「Jorge do Fusa」「Laments do Morro」。
菊原講師ならではのサンバ、ラテン色の強い演奏でした。
演奏後は、生徒でありファン(?)の方からお花を贈られていました。
会場からは、「生ギターなのに、エレキみたいな音を出すねぇ」との声も。
その後、曲講師が加わりジャズ・スタンダードの「Autumn Leaves」「Fly me to the moon」をセッション。
体調不良で急きょ欠席となってしまった保科講師の穴を埋めようと、なんと直前に決まったとの事。
それを思わせない息のぴったりと合った演奏に会場も沸きました。
大盛況のまま終わった八王子校コンサート。
次回は12/23(金・祝)クリスマスコンサートだそうですので、楽しみにしていましょう。
SET LIST
・荘清貴
1.ヴェネズエラワルツ1番(A.ラウロ)
2.ヴェネズエラワルツ2番(A.ラウロ)
3.放課後の音楽室(ゴンチチ)
4.となりのトトロ(久石譲)
・森淳一&小川千草
1.A spy in love(Herb Ohta)
2.12番街のラグ(Euday L. Bowman)
3.イパネマの娘(A.C.Jobim)
4.サマー・サンバ(M.Valle)
5.Hilo March(Traditional)
・前場裕介
1.プレリュード1番(ヴィラ・ロボス)
2.ソナチネ(モレーノ・トローバ)
~休憩~
・曲健一
1.Lady Madonna(The Beatles)
2.ひまわり(H.Mancini)
3.Paxil(まがてっく)
4.夏の思い出(中田喜直)
菊原剛
1.ジェット機のサンバ(A.C.Jobin)
2.Esperanca(GAROT)
3.Jorge do Fusa(GAROT)
4.Laments do Morro(GAROT)
菊原剛&曲健一
1.Autumn Leaves(J.Kosma)
2.Fly me to the moon(B.Howard)